
温かいワイン”グリューワイン(Gluehwein)”はクリスマスマーケットになくてはならない存在だ。クリスマスマーケットが人々で賑わいだすと周辺はワインの香りに包まれる。
可愛らしいイラストのついたワインのマグカップを片手にマーケットを回ったり、スタンドで談笑しながら立ち飲みしたりして冷えた体を温めながらクリスマス気分を楽しめおいしいアイテムなのだ。
しかしドイツの冬は寒すぎて、ホットなワインも思わぬ他早く冷めてしまう。
グリューワインは赤ワインにオレンジやレモンの皮、香辛料、砂糖などを加えて暖めたもの。アルコールが飲めない人や子どもたちにはフルーツのジュースがベースの「キンダープンシュ(Kinderpunsch)」がある。
ちなみにホットワインの事をフランス語圏では「ヴァン・ショー Vin Chaud」というらしい。

クリスマスマーケット(ニュルンベルク)の屋台に並べられた木組みの家のランプ。
陶器で出来ていて中にキャンドルを灯して飾る。集めていくとロマンチックな町並みが再現できる。
→Leyk(ライク社)のセラミックハウス

ドイツでは11月末になると本格的なクリスマスシーズンを迎え、あちこちの町や村の広場でクリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt ヴァイナハツマルクトと呼ばれる)が開かれるが、中でももっとも有名で人気があるのがニュルンベルクのクリスマスマーケット 『Christkindl Markt クリストキンドル・マルクト』。
このマーケットの歴史は古く、16世紀に始まったらしい。
焼きソーセージや温かいグリュー・ワイン、クリスマスのクッキーやオーナメント、木のおもちゃを売る店など、沿道の店をあわせると200軒近い屋台が集まり、2007年は11月30日から12月24日までハウプト広場を中心に開催された。
→ニュルンベルク 2007年クリスマスマーケットのパンフレット(PDF/日本語)
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