
旅に出て最初に切るシャッターは実に微妙だ。何か撮らなくては。。。という焦りにも似た気持ちで何だかありきたりのものを撮ってしまったり、久々に押すシャッターにとまどってみたり。大体ヨーロッパの町には遅い時間に着く事が多いし、初日のホテルは何かと中途半端なものだし、その日は何も撮らないでベッドにもぐり込むのかもしれない。
と言うわけですぐに寝てしまった次の日の朝、ホテルの窓から見えた空があまりにもきれい(に感じて)カメラを持って外に出てみた。ひんやりと新鮮な空気の中で撮った旅の最初の1枚は意外にも思い出に残るものとなった。